「1回30分」と書かれているのを見て、昼休みに行けそうだと考える。ところが実際に予約を取ろうとすると、枠が90分で押さえられていて戸惑う——時間の情報がかみ合わないのは、指している対象が違うからです。
オフィスホワイトニングの「時間」は、施術そのもの・来院1回・完了までの3層に分かれています。この3つを分けて押さえれば、予定表に落とせるようになります。
結論:「時間」は3つに分かれている
| 層 | 目安 | 何に使われるか |
|---|---|---|
| 施術そのもの | 30分〜1時間程度 | 薬剤を塗り、光を当て、除去するまで |
| 来院1回 | 60〜90分程度 | 上記に受付・診査・クリーニング・説明・会計が加わる |
| 完了まで | 1〜2週間おきに2〜3回、約1ヶ月 | 色を見ながら回数を重ねる |
「1回30分」は施術そのものの時間を指していることが多く、予約枠として押さえるべき時間とは別物です。予定を組むときに見るのは、真ん中の「来院1回」の行です。
オフィスホワイトニングそのものの内容はオフィスホワイトニングとは?にまとめました。
来院1回の内訳
所要時間には、チェアに座る前後の工程も含まれます。分解すると、こうなります。
| 工程 | 目安 | 初回のみか |
|---|---|---|
| 受付・問診票の記入 | 5〜10分 | 初回のみ |
| カウンセリング・口腔内の診査 | 10〜20分 | 初回に厚く |
| 歯の表面のクリーニング | 10〜15分 | 毎回または初回 |
| 歯ぐきの保護 | 5〜10分 | 毎回 |
| 薬剤の塗布と光の照射 | 8〜15分を数回繰り返す | 毎回 |
| 薬剤の除去・仕上げ | 5〜10分 | 毎回 |
| 説明・次回の予約・会計 | 5〜10分 | 毎回 |
光を当てている時間は、1回8〜15分程度を数回に分けて繰り返します。その合間に薬剤を塗り替えるため、照射の回数が増えると滞在時間も伸びます。
初回と2回目以降で変わるところ
初回は問診票の記入、カウンセリング、口腔内の診査が入るぶん長くなります。虫歯や歯ぐきの状態を確認する必要があるため、ここは省略できない工程です。
2回目以降はこの部分が短くなり、来院1回あたり60分前後に収まることが多くなります。「初回だけ長い」という前提で最初の予約を取っておくと、予定が崩れにくくなります。
昼休みに収まるかどうかの判断
来院1回で60〜90分を見ておく必要があるため、移動時間を含めると1時間の昼休みには収まりません。半休を取るか、就業後の枠を取るか、休日にまとめるかのいずれかになります。
一方、初回に相談だけを済ませ、施術は別日に回すという分け方もあります。この場合、初回は30分程度で済むことが多いところです。
自分の生活のリズムに合う進め方は、状態を見てもらいながら決められます。
なぜ連続で受けられないのか
「まとめて3回受けて1日で終わらせたい」という発想は自然ですが、通常はそうしません。間隔として1〜2週間、初期は1週間ごとに2〜3回というペースを取ります。理由は2つあります。
1つめは、施術直後の色がその回の結果ではないためです。 施術直後は歯が乾燥して一時的に白く見えており、数日かけて落ち着いた色がその回の到達点になります。落ち着く前に次を重ねると、どこまで届いたのかの判断がつかなくなります。
2つめは、しみやすさが残っている状態で重ねないためです。 薬剤を使ったあとは一時的に刺激を感じやすくなっており、間隔を空けることで落ち着かせます。
歯科医院で受ける施術の全体の流れは歯医者のホワイトニングは何が違う?で解説しました。
完了までの期間を逆算する
予定日が決まっている場合、次のように逆算します。
- 目標の日から数日を引く(最後の施術後、色が落ち着くまで)
- そこから2〜3回分の間隔を引く(1回につき1〜2週間)
- さらに初回の相談日を前に置く
合わせると、最短でも1ヶ月前には動き出しておく計算になります。回数が3回で足りるかどうかは受けてみないと読めないため、余裕を見て2ヶ月前から始めると安心です。
予定日から逆算した具体例
10月1日に人前に出る予定がある場合、こう置きます。
| 時期 | 動き |
|---|---|
| 8月上旬 | 相談・診査。虫歯があればこの時点で治療に入る |
| 8月下旬 | 1回目の施術 |
| 9月上旬 | 2回目の施術。色を見て3回目を判断する |
| 9月中旬 | 3回目の施術(必要な場合) |
| 9月下旬 | 色が落ち着く期間として空けておく |
前倒しできない工程は「相談・診査」です。 未治療の虫歯や歯ぐきの炎症が見つかると、その治療が先になり、開始そのものが後ろにずれます。予定が決まっているなら、施術の予約より先に相談だけでも入れておくと読みが立ちます。
白くする期間と、白さを保つ期間では通う間隔が変わります。その違いはホワイトニングの頻度は?にまとめました。
自宅で行う方法と「時間」の使い方はどう違うか
同じ「時間がかかる」でも、性質が異なります。
| 歯科医院で行う方法 | 自宅で行う方法 | |
|---|---|---|
| 拘束のされ方 | まとまった時間を数回 | 毎日の時間を継続して |
| 1回あたり | 来院60〜90分 | 装着1日2時間程度 |
| 完了まで | 1〜2週間おきに2〜3回 | 1〜3ヶ月程度 |
| 予定への影響 | 予約枠を確保する必要がある | 通院の負担は少ない |
まとまった時間が取りにくい人ほど、自宅で行う方法のほうが続けやすいという関係になります。自宅で行う方法の詳細はホームホワイトニングとは?をご覧ください。
なお、歯科医院で行う場合の費用は1回15,000〜40,000円程度が目安です。回数を重ねる方式では総額が変わるため、時間と合わせてオフィスホワイトニングの費用相場も確認しておくとよいでしょう。
※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。本記事で示す金額はいずれも一般的な費用の目安であり、特定の医院の料金ではありません。
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります
オフィスホワイトニングの時間に関するよくある質問
昼休みの1時間で受けられますか?
来院1回で60〜90分を見ておく必要があるため、移動を含めると難しいところです。初回の相談だけであれば30分程度で終わることが多いので、相談と施術を別日に分ける方法があります。
施術の途中で抜けることはできますか?
薬剤を歯に置いた状態なので、途中で抜けることを前提にした処置ではないと考えてください。照射の回数を減らして短く切り上げる調整はできますが、その分だけ到達する明るさも変わってきます。
1回の時間を長くすれば回数を減らせますか?
薬剤の濃度と時間はセットで設計されており、時間を延ばせばそのぶん白くなる、という単純な関係ではないのです。長く置くほど刺激を感じやすくなるため、回数に分けるほうが結果として無理のない進め方になります。
予定の何日前までに始めればいいですか?
最短でも1ヶ月前、余裕を見るなら2ヶ月前が目安です。最後の施術から数日は色が落ち着くまでの時間として空けておいてください。
まとめ|押さえるのは「1回何分」ではなく「何回分の枠を空けるか」
オフィスホワイトニングの時間は3層に分かれます。施術そのものが30分〜1時間、来院1回が60〜90分、完了までが1〜2週間おきに2〜3回で約1ヶ月。予約枠として押さえるのは真ん中の数字です。
来院1回の中身は、受付・診査・クリーニング・歯ぐきの保護・照射・仕上げ・会計に分かれ、初回はカウンセリングが入るぶん長くなります。2回目以降は短くなると考えておいてください。
連続では受けず1〜2週間空けるのは、施術直後の色がまだ落ち着いていないことと、しみやすさを残さないためです。予定日から逆算するときは、この間隔と最後の数日を忘れずに織り込んでください。
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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります

