歯を白くしたい。ただ、何万円もかけるつもりはない。ホワイトニングの価格は2,000円台から10万円近くまで幅があり、この温度感の人にとっては、どこを基準に見ればいいのか分かりにくいものです。
判断を早める手がかりは、値段を「1回いくら」ではなく「目標の白さに届くまでいくら」で見ることです。この見方に変えると、安く見えていた選択肢と高く見えていた選択肢の順番が入れ替わります。まず、その構造から整理していきます。
「1回いくら」で比べると順位が入れ替わる
方法ごとの費用を、1回あたりと到達までの総額の両方で並べてみます。
| 方法 | 1回あたり | 目標に届くまでの総額の目安 |
|---|---|---|
| 歯科医院で行うオフィス | 15,000〜40,000円程度 | 3〜5回で50,000〜100,000円程度 |
| 自宅で行うホーム | ― (最初にまとめて購入) | 20,000〜40,000円程度 |
| 両方を組み合わせるデュアル | ― | 50,000〜100,000円程度 |
| サロンなどで行うセルフ | 2,000〜5,000円程度 | 表面の着色を落とす範囲のため、内部の色調を変える目的とは別 |
※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。本記事で示す金額はいずれも一般的な費用の目安であり、特定の医院の料金ではありません。
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります
注目したいのは1行目です。1回15,000円という表示は安く見えますが、目標の白さまでは通常3〜5回かかります。掛け算をすると、自宅で進める方法の総額を上回ることも珍しくありません。単価の安さと総額の安さは、いつも一致するとは限らないわけです。
一方で、1回で終えたい事情があるなら、回数の少ない選択のほうが結果的に納得しやすいこともあります。方法ごとの相場の全体像はホワイトニングの値段はいくら?に、回数と総額の関係はオフィスホワイトニングの費用相場にまとめています。
なお通院の回数は最低1回※から設定されますが、これはあくまで下限です。
※通院回数は治療内容・個人の状態により異なります。
安い料金設定では何が変わるのか
同じ「ホワイトニング」という言葉でも、料金が違えば含まれる範囲が違います。品質の優劣ではなく、何がセットになっているかの差です。
白くする歯の本数
料金表の金額が上下の前歯だけを指しているのか、笑ったときに見える範囲まで含むのかで、金額は大きく動きます。上下の前歯を合わせて10〜12本程度をひとまとまりとする設定が多く見られますが、本数を追加すれば加算されます。「一番安いプラン」が上の前歯だけを指していた、という行き違いはここで起きます。
薬剤の区分と作用の範囲
歯科医院で使う薬剤は歯科医師の管理のもとでしか扱えない濃度のもので、歯の内部にある色素そのものに作用します。対して、資格を持たない方が自分で操作するタイプで用いられるのは、化粧品などに区分される製品です。こちらは表面に付いた着色を落とす範囲にとどまります。
価格差の主な理由はここにあります。安いから効かないのではなく、届く層が違うので到達点が違うということです。どこまで期待できるかはセルフホワイトニングの効果はどこまで?で整理しています。
施術料に含まれない費用
表示価格の外側に、次のような費用が乗ることがあります。
- カウンセリング・検査:3,000〜7,000円程度
- 施術前のクリーニング:10,000円前後
- 自宅用ジェルの追加購入:1週間分で5,000円前後
※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。本記事で示す金額はいずれも一般的な費用の目安であり、特定の医院の料金ではありません。
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります
安く見えた選択肢がこれらを別料金にしていて、全部込みの料金設定と最終的に並ぶ、というのはよくある展開です。金額を比べるときは、この3つが含まれているかを揃えてからにしましょう。
自分の歯の状態でいくらかかるかは、口の中を見てもらえばその場で見積もれます。
費用を下げる4つの手段
① 原因を確かめる
一番安く済むのは、施術をしないで解決するケースです。色の変化がコーヒーや紅茶による表面の着色にとどまるなら、清掃で落ちます。歯周病の治療の一環として行う場合は保険が使えることもあり、費用は大きく変わります。
自分がどのタイプかは歯の黄ばみを取る方法は原因で決まるで見分けられます。ここを確かめずに施術を選ぶと、必要のない出費になりかねません。
② 自宅で進める方法を軸にする
通院の回数が減れば、その分の費用と移動時間が浮きます。自宅で進める方法は最初にマウスピースを作る費用がかかるものの、追加はジェル代だけです。仕組みはホームホワイトニングとは?で解説しています。
③ 白くする範囲を絞る
写真や会話で実際に見えるのは、上下の前歯が中心です。奥まで含めず、見える範囲に絞れば本数分の費用を抑えられます。まず前歯だけ進めて、必要を感じたら広げるという順番も選べます。
④ 後戻りを遅らせる
一度白くしても、時間とともに色は戻ります。維持のための施術は3〜6ヶ月に1回程度が中心ですが、着色しやすい飲食の習慣が少なければ間隔は延びます。年単位で見たときの総額は、ここで差がつきます。詳しくはホワイトニングの頻度は?をご覧ください。
予算別に選べる道
予算から逆算すると、選択肢は次のように整理できます。
- 〜3万円:自宅で進める方法が現実的な範囲です。月額制をとる歯科医院なら、初期のまとまった支払いを避けられます
- 3〜5万円:自宅で進めたうえで、仕上がりを見て通院での施術を足す形が組めます
- 5万円以上:組み合わせる方法まで含めて、短期間で目標に近づける設計が選べます
参考までに、当院が提供するオンライン診療と自宅でのホワイトニングは、マウスピースをお持ちでない方が初月22,000円(税込)、2ヶ月目以降は11,000円(税込)の月額制です。マウスピースをお持ちの方は初月から11,000円(税込)となります。
※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります
ホワイトニングの費用に関するよくある質問
一番安い方法はどれですか?
1回あたりの金額で見ればサロンなどで自分で行うタイプが最も低額です。ただし作用するのは表面の着色までで、内部の色調を変える施術とは目的が違います。「内部の色を変えたい」という前提なら、総額では自宅で進める方法が抑えやすい選択になります。
安いところで受けても白くなりますか?
料金の高低よりも、使う薬剤の区分と、施術に含まれる歯の本数を確認するほうが確実です。同じ区分の薬剤を使うのであれば、価格差は本数や回数、付帯するサービスの違いによるところが大きくなります。
表示されている料金以外にお金はかかりますか?
カウンセリング・検査、施術前のクリーニング、自宅用ジェルの追加が別料金になっている場合があります。最初の相談で「この金額に何が含まれるか」を聞いておくと、後から増える心配が減ります。
分割で払えますか?
クレジットカードの分割払いや、月額制の料金体系を用意している歯科医院もあります。一括で用意しにくい場合は、支払い方法の選択肢も含めて相談してみましょう。
まとめ|安さは「1回」ではなく「到達まで」で決まる
ホワイトニングの費用を抑えたいとき、最初にやるべきは単価の比較ではなく、目標に届くまでの総額に置き換えることです。1回15,000円でも3〜5回必要なら、自宅で進める方法の総額を上回ります。
そして、安い料金設定は品質が低いのではなく、含まれる範囲が違います。歯の本数、薬剤の区分、カウンセリングやクリーニングが別料金かどうか。この3つを揃えて初めて、金額どうしを並べられます。
費用を下げる手段は4つあります。原因を確かめる、自宅で進める方法を軸にする、範囲を絞る、後戻りを遅らせる。とくに1つ目は、施術そのものが不要と分かる可能性があるという意味で、費用への影響がいちばん大きい一手です。まずは自分の歯の色が何によるものかを確かめるところから始めましょう。
東京池袋矯正歯科のホワイトニング
通院の負担を抑えたい方に向けて、オンライン診療と自宅でのケアで進めるホワイトニングをご用意しています。3Dスキャンで採得した歯型からオーダーメイドのマウスピースを作成し、歯科医師の診断のもとでホワイトニング剤と知覚過敏抑制剤をお届けします。
- 診察はオンラインで完結。マウスピースをお持ちの方は来院いただく必要がありません
- 歯型に合わせたオーダーメイドのマウスピースで、薬剤を歯の隅々まで行き渡らせます
- しみる症状に備えた知覚過敏抑制剤を同梱。経過はLINEでご相談いただけます
※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります

