歯の色を明るくしたい。ただ、歯科医院で受ける施術は数万円かかると聞いて、手が止まっている。そんなときに目に入るのが、月額で通えるタイプのサービスです。
判断の材料になるのは、価格の差そのものではありません。その方法が歯のどこに作用するのかです。作用する場所が違えば、届く変色の種類も変わります。ここでは公式に公開されている内容をもとに、エクシアホワイトニングが何をするサービスなのかを整理し、自分の変色に届くかを切り分けられるところまで進めます。
エクシアホワイトニングはセルフホワイトニングのサロン
公式サイトで公開されている内容を整理すると、次のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形態 | セルフホワイトニングのサロン(歯科医院ではない) |
| 溶剤 | ポリリン酸を配合した溶剤。強い酸は使用していないとの説明 |
| 照射 | LEDを9分間×2回、合計16分間。紫外線は出ていないとの説明 |
| 所要時間 | 初回は約60分(説明を含む)、2回目以降は約30分 |
| 料金の形 | 通い放題。月会費以外に施術の追加料金はないとの記載 |
| 掲げている効果 | 歯の表面に付いた汚れ・着色を落とすこと、および着色の予防 |
ここで押さえておきたいのは、歯科医院ではないという点です。これは施設の格の話ではなく、後述するとおり扱える薬剤の範囲に直結します。
掲げられている効果も、公式の記述に沿えば「表面に付いた汚れを落とすこと」と「着色を防ぐこと」です。歯そのものの色調を内側から変えるとは説明されていません。
LEDを照射する意味
合計16分間のLED照射という工程を見ると、光そのものが歯を白くしているように受け取れるかもしれません。ただ、光の役割は溶剤の働きを助けることにあります。これは歯科医院で行う施術でも同じで、光を当てるだけで歯の色が変わることはありません。
つまり、照射の時間が長いか短いかは、その方法が届く層を決める要素ではないということです。何がどこに作用するかを決めているのは、あくまで使われる溶剤や薬剤のほうです。
サロンと歯科医院の違いは「扱える薬剤の区分」
価格に差が出る理由を、品質の高低で理解しようとすると行き詰まります。実際に分かれているのは、使える薬剤の区分です。
歯そのものの色を変えるには、過酸化水素や過酸化尿素といった成分が要ります。これらは歯科医師などの資格を持つ人でなければ扱えません。したがって、歯科医院以外の施設では、歯の内部の色調に作用する薬剤は使われません。
この線引きから導かれるのは、次の対応関係です。
- 歯科医院で行う方法:薬剤が歯の内部へ浸透し、着色のもとになっている色素を分解する。仕組みはホワイトニングの仕組みとは?で解説しています
- サロンなどで行う方法:表面に付着した着色に働きかける。届く範囲についてはセルフホワイトニングの効果はどこまで?で整理しました
強い・弱いではなく、作用する場所が違うということです。この前提を持っておくと、以降の判断がぶれません。
「通い放題」が意味すること
月額で回数を気にせず通えるという形は、続けるほど白くなるという期待につながりやすいものです。ここは慎重に切り分けておきたいところです。
回数を重ねることに意味があるのは、表面の着色が原因のときです。飲食による着色は日々積み重なるため、繰り返し落とせば見た目は保たれます。この場合、通う頻度がそのまま結果に反映されます。
一方、歯そのものの色が原因であれば、回数は結果を変えません。作用する層が違うためです。10回通っても100回通っても、表面に働く方法が内部に届くようになることはありません。
料金の形が月額であることと、自分の悩みに届くかどうかは、まったく別の話です。単価の安さと目的の達成が一致するとは限らない、という点はホワイトニングを安く抑えるには?でも触れています。
つまり、決めるべき順番は「どのサービスを選ぶか」より前にあります。自分の変色がどちらのタイプかを確かめれば、選択肢は自然に絞られます。
自分の変色はどちらのタイプか
原因ごとに、届く範囲を並べるとこうなります。
| 変色の原因 | 表面に働く方法 | 歯科のクリーニング | 歯科のホワイトニング |
|---|---|---|---|
| 表面に付いた着色(コーヒー・茶・ワインなど) | 届く可能性がある | 届く | 届く |
| 歯石の下に隠れた着色 | 届かない | 届く | — |
| 歯そのものの色(象牙質の色・加齢による変化) | 届かない | 届かない | 届く |
| 詰め物・被せ物・差し歯の色 | 届かない | 届かない | 届かない |
厄介なのは、自分の変色がどれに当たるかは見た目では判断しにくいことです。表面の着色も歯そのものの色も、鏡に映れば同じように「黄ばんでいる」と見えます。診てもらえば、その場で切り分けられます。原因別の見分け方は歯の黄ばみを取る方法は原因で決まるにまとめました。
表のなかで見落とされやすいのが、真ん中のクリーニングです。歯石の下に隠れた着色まで落とせるうえ、歯周病の治療の一環として行う場合は保険が使えることもあります。
なお、歯科で行うホワイトニングの費用は、自宅で進める方法で20,000〜40,000円程度、医院で受ける施術で1回15,000〜40,000円程度が目安です。内訳はホワイトニングの値段はいくら?で解説しています。
※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。本記事で示す金額はいずれも一般的な費用の目安であり、特定の医院の料金ではありません。
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります
組み合わせるという考え方
作用する場所が違うということは、裏を返せばどちらか一方を選ぶ話ではないということでもあります。
歯そのものの色を明るくしたあと、表面に着色が溜まっていけば、見た目の印象は元へ戻っていきます。日常的に表面の着色を落とす習慣があれば、色の戻り方は緩やかになります。役割分担として捉えると、両方に居場所があります。
順番としては、まず変色の原因を確かめること。表面の着色だけなら、表面に働く方法で足ります。歯そのものの色まで変えたいなら、その工程を先に済ませ、そのあとの維持を表面のケアで支える。この組み立てなら、かけた費用が無駄になりにくくなります。
エクシアホワイトニングに関するよくある質問
通えば通うほど白くなりますか?
原因が表面の着色であれば、繰り返すことで見た目を保ちやすくなります。一方、歯そのものの色が原因の場合は、回数を重ねても作用する層は変わりません。自分がどちらかを先に確かめておくと、通う意味がはっきりします。
歯そのものの色も変わりますか?
歯の内部の色調を変えるには過酸化水素や過酸化尿素が必要で、これらは資格を持つ人でなければ扱えません。歯科医院以外の施設で行う方法は、表面に働く範囲にとどまります。
施術のあとに気をつけることはありますか?
施設ごとに案内が異なるため、利用する店舗の説明に従ってください。一般論として、着色しやすい飲食のあとに水で口をすすぐ習慣は、どの方法を選んでも色の戻り方に効いてきます。
歯科医院のホワイトニングと併用できますか?
作用する場所が違うため、役割を分けて使うという考え方は成り立ちます。ただし歯科での施術中は、時期や順番について担当の歯科医師に確認しておくと安心です。
まとめ|「強さ」ではなく「作用する場所」で選ぶ
エクシアホワイトニングは、ポリリン酸を配合した溶剤とLED照射を用いるセルフホワイトニングのサロンです。公式に掲げられている効果は、歯の表面に付いた汚れ・着色を落とすことと、着色を防ぐことです。
歯そのものの色を変える薬剤は、資格を持つ人でなければ扱えません。この制度上の線引きがあるため、サロンで行う方法と歯科医院で行う方法は、強さではなく作用する場所が違います。
そして「通い放題」という料金の形が意味を持つのは、表面の着色が原因のときです。歯そのものの色が原因であれば、回数は結果を変えません。
決めるべきなのは、サービスの前に自分の変色のタイプです。ここがはっきりすれば、どの方法にお金と時間を使うべきかも決まります。
東京池袋矯正歯科のホワイトニング
通院の負担を抑えたい方に向けて、オンライン診療と自宅でのケアで進めるホワイトニングをご用意しています。3Dスキャンで採得した歯型からオーダーメイドのマウスピースを作成し、歯科医師の診断のもとでホワイトニング剤と知覚過敏抑制剤をお届けします。
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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります

