会場もドレスも決まって、美容の準備に取りかかる段になって、歯の色に気づく。この順番になる方は少なくありません。
このとき最初に決めるのは、方法でも医院でもなくどの日をゴールにするかです。前撮りが先にあるなら、逆算の起点はそちらになります。そして意外に思われるかもしれませんが、式の直前に施術を入れるのは最善ではありません。理由も含めて、順に整理していきます。
まず「本番の日」を決める
歯の白さにピークを作るなら、狙う日を1つに絞る必要があります。ところが結婚式の準備では、写真に残る日が複数あります。
- 前撮り:挙式の3〜6ヶ月前に行うことが多い
- 挙式・披露宴
- 後撮り:挙式後に行う場合
前撮りが先にあるなら、そこを第一のゴールに置き直します。挙式に合わせて動き出すと、前撮りには間に合いません。
では、1回のピークで両方をカバーできるかどうか。ここは持続の目安から判断できます。自宅で行う方法なら6ヶ月〜1年程度、医院での施術なら3〜6ヶ月程度が目安です。前撮りと挙式の間隔が3ヶ月なら、前撮りに合わせて仕上げ、挙式前に維持のための施術を1回入れるという組み立てが現実的でしょう。
残り期間別に、選べる方法
今から本番までの期間で、取れる選択肢が変わります。
| 本番までの期間 | 現実的な方法 | 通院の目安 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|
| 4ヶ月以上 | 自宅で行う方法。時間をかけて段階的に | 型取り時のみのことも | 20,000〜40,000円程度 |
| 1.5〜3ヶ月 | 自宅と医院を組み合わせる方法 | 3〜6回 | 50,000〜100,000円程度 |
| 2〜4週間 | 医院での施術のみ | 最低1回※。1〜2週間おきに2〜3回 | 1回15,000〜40,000円程度 |
| 1週間以内 | 清掃で表面の着色を落とす | 1回 | — |
※通院回数は治療内容・個人の状態により異なります。
※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。本記事で示す金額はいずれも一般的な費用の目安であり、特定の医院の料金ではありません。
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります
自宅で行う方法は、変化を感じるまでに約2週間、目標に届くまで1〜3ヶ月程度をみます。詳しくはホームホワイトニングの効果はいつから?をご覧ください。両方を組み合わせる方法は1.5〜3ヶ月程度が目安で、内容はデュアルホワイトニングとは?にまとめました。
残り1週間を切っている場合でも、できることはあります。表面に付いた着色を落とすだけでも印象は変わるためです。
逆算スケジュール
本番の日を決めたら、カレンダーに落とし込みます。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 6ヶ月前〜 | 虫歯・歯周病があれば治療。前歯に人工物があり色を揃えたいならここから相談 |
| 3〜4ヶ月前 | 清掃で表面の着色を落とし、自宅で行う方法を開始 |
| 1.5〜3ヶ月前 | 組み合わせる方法を選ぶ場合はこの時期に開始 |
| 2〜4週間前 | 医院での施術のみで進める場合の開始時期 |
| 1週間前 | 仕上がりを確認。ここから先は新しいことを始めない |
| 3〜5日前 | 最後の施術はここまで |
| 前日〜当日 | 色の濃い飲食を控える |
治療が先、というのは順番の原則です。虫歯や歯ぐきの炎症を抱えたまま薬剤を使うと、しみやすさが増します。
前日と当日の飲食についてはホワイトニング後の食事はいつまで制限する?で詳しく整理しています。式の前日は打ち合わせや会食が入りやすいので、頭の片隅に置いておくと安心です。
自分の日程に当てはめるとどうなるかは、残り期間と歯の状態を伝えれば一緒に組み立てられます。
式の直前に施術を入れないほうがよい3つの理由
「当日に一番白い状態にしたいから、前日に受ける」。この発想は自然ですが、実際には逆効果になりかねません。
① 直後の白さは数日で落ち着く
施術の直後は、実際よりも白く見えます。表面の光の反射が一時的に変化していることと、施術中の乾燥で歯の水分が減っていることが理由です。唾液に触れて水分が戻ると、見え方は落ち着きます。
仕組みはホワイトニングの仕組みとは?で解説していますが、要点は1つです。その回の本当の結果が見えるのは数日後。だからこそ、最後の施術は3〜5日前に置き、落ち着いた状態を当日に持っていく設計が合理的です。
② しみが出たときに調整する時間がない
薬剤の作用で歯がしみることがあります。多くは一時的なものですが、症状が出たときには時間や間隔を調整する対応が要ります。前日に施術を受けていると、その余白がありません。
当日にしみを抱えたまま食事や会話を続けるのは、想像以上に負担になります。対処の方向はホワイトニングで知覚過敏になるのはなぜ?にまとめました。
③ 直前の変更はリスクになる
「もう少し白くしたい」と考えて、直前に濃度を上げる、使ったことのない製品を足す。こうした変更は、当日の状態を読めなくします。
1週間前からは今までどおりを続ける期間だと決めておきましょう。仕上がりに納得がいかない場合でも、次の機会(後撮りなど)に持ち越すほうが安全です。
前歯に詰め物・被せ物があるなら6ヶ月前から
もっとも時間がかかるのが、人工物の色合わせです。
詰め物・被せ物・差し歯の色は、薬剤では変わりません。周りの歯だけが明るくなると、その部分が取り残されて目立ちます。色を揃えるには、次の順番をたどることになります。
- 虫歯や歯周病があれば治療する
- 歯の色を目標まで明るくする
- 色が落ち着いてから、人工物をその色に合わせて作り替える
3つ目の工程には、型取りから装着まで日数がかかります。さらに、2つ目が終わってから色が安定するまでの期間も見込む必要があります。前歯に人工物があって色を揃えたいなら、6ヶ月前には相談を始めておくと余裕が生まれます。
順番を誤ったときに何が起こるかはホワイトニングの後悔は始める前に決まるで整理しています。
ブライダルホワイトニングに関するよくある質問
式まで1ヶ月ですが間に合いますか?
医院での施術を1〜2週間おきに2〜3回受ける形なら、この期間でも進められます。ただし到達できる白さは歯の側の条件で決まるため、どこまで見込めるかは診てもらったうえで判断することになります。最後の施術は式の3〜5日前までに終える設計にしましょう。
前撮りと挙式、両方に白さを持たせられますか?
持続の目安は自宅で行う方法で6ヶ月〜1年程度、医院での施術で3〜6ヶ月程度です。前撮りに合わせて仕上げ、挙式の前に維持のための施術を1回入れる、という組み立てが現実的です。間隔が空く場合は最初の相談で伝えておきましょう。
当日の朝にできることはありますか?
歯の色を動かすことはできませんが、着色を付けない配慮はできます。コーヒーや色の濃い飲み物を避け、口をすすいでおくといった範囲です。前日までの過ごし方のほうが結果に効きます。
相手(パートナー)も一緒に受けたほうがいいですか?
並んで写真に写る機会が多いため、そろえておきたいと考える方はいます。ただし到達できる白さは人によって違うので、同じ施術を受けても同じ結果になるとは限りません。それぞれの状態を診てもらったうえで進めるのが確実です。
まとめ|逆算の起点は「前撮り」かもしれない
ブライダルホワイトニングで最初に決めるのは、本番の日です。前撮りが挙式の数ヶ月前にあるなら、そこを第一のゴールに置き直します。挙式だけを見て動き出すと、写真に残る最初の一日に間に合いません。
残り期間によって取れる方法は変わります。4ヶ月以上あるなら自宅で進める方法、1.5〜3ヶ月なら組み合わせる方法、2〜4週間なら医院での施術。1週間を切っていても、表面の着色を落とすことはできます。
そして、最後の施術は3〜5日前までに終えておきましょう。直後の白さは一時的なものを含んでおり、数日後に落ち着いた色がその回の結果だからです。しみが出たときの調整の余白も残せます。
前歯に詰め物や被せ物があるなら、話は変わります。色を揃える工程まで含めて、6ヶ月前には相談を始めておくと安心です。
東京池袋矯正歯科のホワイトニング
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- 歯型に合わせたオーダーメイドのマウスピースで、薬剤を歯の隅々まで行き渡らせます
- しみる症状に備えた知覚過敏抑制剤を同梱。経過はLINEでご相談いただけます
※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります

