ワイヤー矯正は痛い?メリット・デメリット、費用について解説

歯列矯正の代表とも言える「ワイヤー矯正」。

ワイヤー矯正を検討するなかで不安を感じる点は、「痛み」や「見た目」などについてではないでしょうか。

この記事では、ワイヤー矯正の特徴を解説。ワイヤー矯正ならではのメリット・デメリット、治療にかかる期間や費用もわかるので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

ワイヤー矯正とは?

ワイヤー矯正とは「ブラケット」と呼ばれる装置を専用の接着剤で歯の表面に装着し、ブラケットにワイヤーを通す矯正方法です。

ワイヤーを締めることで、時間をかけて徐々に歯列を整えていきます。

ワイヤー矯正は、主に表側矯正・裏側矯正・ハーフリンガルという3種類の矯正方法が代表的です。

表側矯正は歯の表側に、裏側矯正は歯の裏側に矯正装置を装着します。

ハーフリンガル矯正は、矯正装置を上の歯は裏側に、下の歯は表側に装着する治療法です。

ワイヤー矯正の流れは6ステップ

ワイヤー矯正は、一般的に以下の流れで進んでいきます。

  1. 初診:現状の歯並びの確認、問診
  2. 精密検査:レントゲンや口腔内の撮影、歯の型など診断に必要なデータを採取
  3. 診断:精密検査のデータを基に治療方針を決定
  4. 矯正治療の計画を説明・確認:模型や3Dデータを使い、矯正後のイメージや治療方針を確認
  5. 矯正装置装着前の準備:ゴム入れや抜歯などスペースつくりの処置はこのタイミングで実施
  6. 矯正装置の装着開始:ブラケットとワイヤーを装着し、矯正開始

矯正開始後は、定期的に歯の動きに合わせてワイヤーを締めて調整を行います。通院頻度は矯正を開始直後は1週間後、その後は1ヶ月に1回が目安です。

また、矯正後は装置の隙間に食べかすが詰まりやすく、歯ブラシがしにくいため、虫歯の有無を確認し、歯ブラシ指導が行われることもあります。

ワイヤー矯正のメリット・デメリット

ワイヤー矯正の主なメリット・デメリットには以下のようなものがあります。

スクロールできます
メリットデメリット
・幅広い症例に対応できる
・矯正力が強く、歯を速く動かせる
・装置を取り外す手間がない
・口内炎や歯を移動する際に痛みが生じる
・口腔ケアがしにくい
・矯正装置が目立つ

ワイヤーの矯正装置は、軽度〜重度まで幅広い歯並びに対応しています。

しかし、歯を動かす力が強くさまざまな症例に対応できる代わりに、痛みが生じやすいのが難点です。

また、矯正装置が目立ちやすいというデメリットもあります。

ただ、矯正装置を目立ちにくい色味のものに変える、装着場所を歯の裏にするなどで審美性を高めることは可能です。

<ワイヤー矯正の審美性を高める方法>

  • 裏側矯正やハーフリンガル矯正を行う
  • セラミックブラケットやホワイトワイヤーなどを用いて表側矯正を行う

裏側矯正は歯の裏に矯正装置をつけるため、周りに矯正していることがバレにくい矯正方法です。

表側でもセラミックブラケットとホワイトワイヤーなどの歯に馴染む色の装置を使用することで、審美性を高められます。

ワイヤー矯正の費用相場は?

種類別の全体矯正・部分矯正の平均的な費用相場は以下の通りです。

全体矯正部分矯正
表側矯正70~150万円30~70万円
裏側矯正100~200万円50~100万円
ハーフリンガル矯正80~150万円35~65万円

裏側矯正のほうが表側矯正に比べて費用が高くなっています。

理由は裏側矯正は矯正装置を装着しにくく、より高い技術が必要なためです。

ハーフリンガル矯正では上の歯は矯正器具を裏側に装着することで、表側矯正よりも目立ちにくく、裏側矯正より費用を抑えられます。

ワイヤー矯正にかかる期間は?

種類別の全体矯正・部分矯正のワイヤー矯正にかかる期間は以下の通りです。

全体矯正部分矯正
表側矯正1年〜3年程度数ヶ月〜1年程度
裏側矯正2年〜3年程度数ヶ月〜1年半程度
ハーフリンガル矯正2~3年程度5ヶ月〜1年程度

矯正方法によって、期間が大きく変わるということはほとんどありません。

どこにワイヤーを装着するかよりも、抜歯をする必要があるか、歯並びの悪さがどの程度なのかなどが治療期間を左右する要因となります。

ワイヤー矯正に関するよくある質問(FAQ)

ワイヤー矯正で痛いのはいつからいつまで?

矯正装置を装着した直後、ワイヤーを締め直した直後は、特に痛みを感じやすい期間です。

ただ個人差はありますが、3~4日ほどで慣れ、痛みは徐々に緩和していきます。

ワイヤー矯正で起こるトラブルは?

矯正装置が舌や歯肉に当たることで、口内炎ができやすくなります。

また、稀に歯がグラグラと動いたり、装置が外れてしまったりするトラブルもあります。何か問題が生じた際には、治療を受けているクリニックにすぐに相談するようにしましょう。

ワイヤー矯正中にやってはいけないことは?

ワイヤー矯正中は粘着力や硬さのある食べ物を食べると、矯正装置が壊れたり外れてしまうこともあります。

また、歯磨きを丁寧にしないと虫歯になってしまうので、デンタルケアにも気をつけましょう。

自分に合った矯正を選ぶには?

ワイヤー矯正は軽度〜重度まで幅広い歯並びに対応しています。

表側矯正が有名ですが、裏側矯正・ハーフリンガルなどの矯正方法を選ぶことで矯正器具を目立ちにくくすることは可能です。

矯正方法によって費用や矯正にかかる期間が変わるため、自分の生活や希望にあった矯正方法を選びましょう。

軽度の歯並びであれば、マウスピース矯正という選択肢もあります。

マウスピース矯正は費用や通院の負担が少なく、見た目も目立ちにくいです。

当院ではマウスピース矯正のOh my teethを扱っています。マウスピース矯正の適性診断を無料で実施しているので、「歯並びを治したい」という方はぜひご相談ください。

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