「気になったらまた来てください」。ホワイトニングを終えたときに、そう案内された方は多いはずです。ところが半年ほど経って色が落ちてきたと感じたとき、その「気になったら」がいつなのか、判断する基準がありません。
頻度の話がかみ合わなくなる原因は、目標に届くまでの期間と、届いたあとの期間が混ざっていることにあります。この2つでは必要な間隔がまったく違います。ここでは段階ごとの目安を整理し、間隔を空ける理由と、生活習慣による違いまで解説します。
頻度は「白くする期間」と「保つ期間」で別物
まず全体像です。同じ「頻度」でも、段階によって数字が変わります。
| 段階 | 歯科医院での施術 | 自宅で進める方法 |
|---|---|---|
| 白くする期間 | 1〜2週間おきに3〜5回 | 毎日、1回1〜2時間 |
| 保つ期間 | 3〜6ヶ月に1回程度 | 間隔を空けて数日ずつ |
自分が今どちらの段階にいるかで、読むべき数字が変わります。これから始める方は上の行、一度目標に届いた方は下の行が該当します。
白くする期間の頻度
歯科医院での施術は1〜2週間おき
目標の色に向けて進める段階では、1〜2週間おきに受けるのが一般的です。とくに初期は1週間ごとに2〜3回進め、変化の様子を見ながら回数を組みます。全体では3〜5回のコースになることが多くあります。
ここで押さえておきたいのが、連続では受けないという点です。理由は次のセクションで説明します。施術そのものの中身はオフィスホワイトニングで解説しています。
自宅で進める方法は毎日
こちらは毎日が基本です。1回あたり1〜2時間の装着を続けます。変化を感じるまでが約2週間、目標に近づくまでが1〜3ヶ月程度という進み方になります。
そして、装着時間を延ばしても早くは進みません。 低い濃度の薬剤を決められた時間だけ作用させる設計になっているためで、時間を倍にしても結果が倍になるわけではありません。詳しくはホームホワイトニングとは?をご覧ください。
なお、来院は最低1回※からです。自宅で進める方法であれば、その1回で歯型を採り、以降は自宅中心で進められます。
※通院回数は治療内容・個人の状態により異なります
なぜ間隔を空けるのか
早く終わらせたい立場からすると、間隔は待ち時間に見えます。しかし、ここには2つの理由があります。
表面が再石灰化する時間を確保するため
薬剤が作用したあと、歯の表面は一時的に脱灰した状態になります。これは避けられない過程で、それ自体が問題というわけではありません。唾液に含まれる成分の働きによって、時間の経過とともに修復されるためです。
ただし、修復には時間が要ります。間隔を空けることで、表面が整った状態から次の施術に進めます。逆に詰めてしまうと、修復が追いつかないまま次の刺激が加わることになります。
刺激を蓄積させないため
連続して受けると、しみる症状が出やすくなります。1回ごとの刺激は軽くても、間隔が短ければ回復が間に合いません。
そして、詰めたところで到達点が早く来るわけではありません。どこまで明るくなるかは、その人の歯がもともと持っている条件で決まるためです。間隔を縮めても上限は動かず、症状だけが強く出るという結果になりかねません。
つまり間隔は、待たされている時間ではなく、設計の一部です。
※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります
自分の場合の適切な間隔は、歯の状態としみやすさによって変わります。診察であれば、そこも含めて設計できます。
保つ期間の頻度
目標に届いたあとは、色が戻る速度に合わせて受け直す段階に入ります。目安は3〜6ヶ月に1回程度ですが、この幅にははっきりした理由があります。
生活習慣で必要な間隔は変わる
色が戻る速度は、日々の習慣に大きく左右されます。
短めの間隔が要りやすいのは、コーヒー・紅茶・緑茶・赤ワイン・カレーなどを毎日口にする方、喫煙する方です。着色の原因に触れる回数が多いぶん、戻りも早くなります。
一方、長めの間隔で足りやすいのは、着色しやすい飲食物が少ない方、飲んだあとに口をゆすぐ習慣がある方、定期的にクリーニングを受けている方です。同じ方法で同じ色まで到達しても、習慣によって必要な頻度は倍近く変わります。
自分がどちら寄りかを踏まえて間隔を決めると、通う回数を無駄に増やさずに済みます。
受け直すタイミングの決め方
「色が落ちてきた気がする」という感覚は、判断の材料としては弱いものです。毎日見ている自分の歯の変化には気づきにくく、逆に落ちていないのに気になってしまうこともあります。
確実なのは記録です。目標に届いた時点の色を色見本などで残しておけば、現在との差を同じ条件で比べられます。記録の取り方はホームホワイトニングの効果で解説しています。
なお、費用は受ける回数に比例します。歯科医院での施術は1回15,000〜40,000円程度が目安のため、3ヶ月ごとと6ヶ月ごとでは、年間の負担が倍近く変わる計算です。間隔を長く保てるほど、続けやすくなります。
※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。上記は一般的な費用の目安であり、特定の医院の料金ではありません。
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります
頻度でよくある勘違い
最後に、間違えやすい4つを整理します。
毎日詰めれば早く終わる — 終わりません。上限は歯の側で決まっているため、間隔を縮めても到達点は変わらず、刺激だけが増えます。
色が戻ったら最初からやり直し — やり直しではありません。維持のための施術は、最初に目標へ届いたときより少ない回数で済むことが多くあります。
一度やったら一生続けないといけない — 続ける義務はありません。やめれば緩やかに色は戻りますが、開始前より暗くなることはありません。
間隔が空きすぎたら意味がない — 意味がなくなるわけではありません。数年空いたとしても、そのときの状態から再開できます。
ホワイトニングの頻度に関するよくある質問
自宅でのケアを1日2回やってもいいですか?
処方時の指示に従ってください。回数を増やすと、しみる症状が出やすくなります。指示された回数と時間の範囲で続けるほうが、結果的に目標まで到達しやすくなります。
半年ぶりですが、また最初から通う必要がありますか?
歯の状態によりますが、維持のための施術であれば少ない回数で済むことが多くあります。まず現在の色を確認し、そこからどのくらい戻すかで回数が決まります。
妊娠中に間隔が空いてしまいました
時期を待つ判断で問題ありません。妊娠中・授乳中は施術を控えるのが一般的なため、その間に空いた期間を気にする必要はありません。再開のタイミングは歯科医師に相談してください。
クリーニングだけでも維持できますか?
表面に付いた着色であれば、クリーニングで落とせます。ただし、歯そのものの色が戻ってきている場合は、クリーニングでは対応できません。どちらの状態かを確認したうえで決めるのが確実です。
まとめ|段階を見極めてから、間隔を決める
ホワイトニングの頻度は、目標に届くまでの「白くする期間」と、届いたあとの「保つ期間」で別々に考えます。前者は歯科医院での施術が1〜2週間おき、自宅で進める方法は毎日。後者は3〜6ヶ月に1回程度が目安です。
間隔を空けるのは、歯の表面が再石灰化する時間を確保するためであり、刺激を蓄積させないためでもあります。詰めても到達点が早く来るわけではないため、設計された間隔を守るほうが結果につながります。
そして保つ期間の頻度は、生活習慣によって倍近く変わります。自分の習慣と、実際の戻り方の記録。この2つを持って相談すれば、無駄のない間隔を決められます。
東京池袋矯正歯科のホワイトニング
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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります

