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ホワイトニングはしない方がいい?言われる6つの理由を「誤解・条件・注意」に仕分けて解説

歯の色を明るくしようと調べ始めた矢先に、「やめたほうがいい」という声が目に入ってくる。歯がもろくなる、溶ける、すぐ戻る。そういった言葉を前にすると、進めるべきか判断がつかなくなります。

こうした声には、事実に基づくものと、現象の一部だけが切り取られて広まったものが混ざっています。整理すると、誤解に近いもの/条件を整えれば解決するもの/本当に避けたほうがよいものの3つに分かれます。ここでは6つの理由をその3つに仕分けながら、自分がどこに当てはまるかを見分ける順番まで解説します。

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目次

「しない方がいい」と言われる6つの理由

まず、どんな理由が挙げられているのかを並べてみます。

  • 歯がもろくなる、溶ける
  • しみる(知覚過敏)
  • 白さが戻ってしまう
  • 思ったほど白くならない
  • 詰め物や被せ物の色は変わらない
  • 受けられない条件がある

並べてみると分かるのは、これらが同じ性質の話ではないということです。科学的な裏づけが乏しいものもあれば、事前に手を打てば避けられるもの、そして本当に時期や順番を考えたほうがよいものもあります。以下、性質ごとに分けて見ていきます。

誤解に近いもの|歯がもろくなる・溶ける

最も広く出回っているのが「歯がもろくなる」「エナメル質が溶ける」という話です。結論から書くと、歯科医院で扱う薬剤を適切に使った場合に歯がもろくなるという裏づけは示されていません。ただし、この説が生まれた背景には、実際に起きている現象があります。

一時的に脱灰した状態にはなる

薬剤が作用する過程で、歯の表面は一時的に脱灰した状態になります。これは事実です。また、施術の直後に歯が白っぽく透けて見えることがありますが、これは表面が一時的に脱水した状態によるものです。

この2つの現象を「溶けた」「弱くなった」と受け取ると、もろくなるという話につながります。ここまでは、間違った観察ではありません。

唾液の再石灰化で元に戻る

見落とされやすいのが、その後に起きることです。唾液に含まれる成分の働きで、脱灰した表面は修復されます。 透けて見える状態も、1週間から数週間のうちに落ち着きます。

適切な間隔を空けて行う限り、施術のたびに再石灰化が起きた状態で次を迎えることになるため、繰り返しでエナメル質が弱くなるという結果は示されていません。「一時的に脱灰する」という前半だけを取り出すと危険な話に、「問題ない」という後半だけを取り出すと無責任な話になります。両方をセットで見るのが実態に近い理解です。

ただし、歯科医院の管理の外で高濃度の薬剤を使ったり、指示された時間より長く使い続けたりする場合は話が変わります。診断と処方のもとで進めることが、この前提を成り立たせています。

条件を整えれば解決するもの|しみる・戻る・白くならない

次の3つは、起こりうることではあるものの、事前の設計と途中の調整で対処できる範囲にあります。

しみる(知覚過敏)

薬剤が作用する過程で、一時的に刺激が伝わりやすくなり、しみる症状が出ることがあります。これは起こりうる反応です。

一方で、濃度を下げる、1回の作用時間を短くする、間隔を空ける、知覚過敏を抑える薬剤を併用するなど、進め方を変える手立てがあります。我慢して続けるのではなく、症状が出た時点で歯科医師に伝えるのが前提です。自己判断で続けると、症状が長引くこともあります。

白さが戻る

戻ることは事実です。目安として、歯科医院で行うオフィスホワイトニングで3〜6ヶ月、自宅で進めるホームホワイトニングで6ヶ月から1年程度です。

ただし、戻ることと「意味がない」ことは別です。飲食や喫煙の習慣がある限り、色は少しずつ着いていきます。そのため、白くする工程と、維持する工程をセットで計画するのが現実的な進め方になります。定期的なクリーニングや自宅でのケアを組み合わせれば、戻る速度は緩やかになります。

思ったほど白くならない

これも実際に起こります。ただし原因の多くは、施術の良し悪しではなく、目標設定のずれにあります。

どこまで明るくなるかは、その人の歯がもともと持っている条件で決まります。 エナメル質の厚みや象牙質の色によって、届く範囲は変わるためです。薬剤を強くしても、回数を重ねても、この範囲そのものが際限なく広がるわけではありません。

裏を返すと、始める前に「自分の歯ならこのあたりまで」という見通しを共有しておけば、期待とのずれは大きく減らせます。これは診察でしか分からない部分です。

※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。

・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります

・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります

・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります

自分がどの理由に当てはまるのかは、口の中の状態によって変わります。カウンセリングでは、黄ばみの原因と到達しそうな範囲を診てもらえます。

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本当に避けたほうがよい・先に対処が要るもの

ここは濁さずに書きます。次に挙げるケースでは、今すぐ進めるという判断にはなりません。

今は受けないほうがよいケース

  • 妊娠中・授乳中の方。胎児や乳児への影響が明らかになっていないため、時期を待つ判断になります
  • 無カタラーゼ症の方。薬剤の分解にかかわる酵素が働かないため、受けられません

先に対処してから進めたいケース

  • 未治療の虫歯や重度の歯周病がある方。薬剤がしみる原因になるほか、治療で歯の形や色が変わる可能性もあるため、先に治療を進めます
  • 強い知覚過敏がある方。原因を確かめたうえで、対処してから検討します
  • 前歯に大きな詰め物や被せ物がある方。人工物の色は薬剤では変わらないため、天然の歯を先に明るくしてから色を合わせる、といった順番の設計が要ります。小さな詰め物や、笑ったときに見えない位置であれば、そのまま進められることもあります
  • 歯の表面に白い斑点がある方。周囲との明るさの差が変わり、目立ち方が変化することがあります

いずれも「一生できない」という話ではなく、時期や順番の問題であるケースがほとんどです。

自分がどこに当てはまるかの見分け方

ここまでの内容を、判断の順番に置き直します。

  1. 妊娠中・授乳中に当たるか。該当すれば時期を待つ
  2. 未治療の虫歯や歯周病があるか。あれば治療が先
  3. 前歯に詰め物や被せ物があるか。あれば進める順番を相談する
  4. しみやすさの自覚があるか。あれば進め方を調整する前提で考える
  5. 上のいずれにも当てはまらなければ、条件を整えて進められるケースが多い

ただし、2と3は自分では判断しきれない部分があります。奥に小さな虫歯があっても自覚がないことは珍しくありませんし、詰め物がどこまで入っているかも見た目では分かりません。仕分けの最後は、診察に委ねるのが確実です。

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ホワイトニングをためらう理由に関するよくある質問

一度始めたら、ずっと続けないといけませんか?

続ける義務はありません。やめれば時間とともに色は戻っていきますが、施術前より暗くなるわけではありません。区切りのよいところで止め、必要になったら再開する進め方もできます。

しみやすい自覚があっても受けられますか?

原因によります。知覚過敏の背景に虫歯や歯ぐきの下がりがある場合は、そちらへの対処が先です。原因が特にない場合は、濃度や時間を調整しながら進められることが多いため、まず診てもらうところから始めます。

市販のホワイトニング用品なら安心ですか?

安全性というより、作用する場所が違います。市販品の多くは歯の表面に付いた着色を落とすもので、歯そのものの色を変えるわけではありません。期待している変化が着色由来なら市販品やクリーニングで足りますし、歯そのものの色なら別の手段が要ります。

授乳が終われば受けられますか?

時期の判断は歯科医師に相談してください。あわせて、出産前後は生活リズムの変化から口の状態も変わりやすいため、虫歯や歯ぐきの状態を確認したうえで進めるかどうかを決めると安心です。

まとめ|「しない方がいい」は、人によって答えが変わる

「しない方がいい」と言われる理由は一枚岩ではありません。歯がもろくなるという話は、一時的な脱灰という現象の前半だけを取り出したもので、唾液の再石灰化まで含めて見ると評価は変わります。しみる・戻る・思ったほど白くならないは、事前の設計と途中の調整で対処できる範囲にあります。

一方で、妊娠中・授乳中や、未治療の虫歯・歯周病がある場合は、時期や順番を考えたほうがよいのも事実です。自分がどこに当てはまるかは、口の中を診てもらえば切り分けられます。迷っている段階でも、まず状態を確かめるところから始めてみてください。


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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


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