マウスピース矯正のデメリット12選!始める前に必ず知っておくこと

「マウスピース矯正は目立たないし、手軽に始められそう」

「でも、ネットで”後悔した”という話も見るし、本当に”失敗”しないか不安…」

透明で取り外しができる手軽さから人気を集めるマウスピース矯正。しかしその一方で、始める前に知っておくべきデメリットやリスクがあるのも事実です。

この記事を読めば、巷に溢れる情報に惑わされず、「マウスピース矯正で後悔する人の共通点」と「マウスピース矯正で歯並びを綺麗に整える人の違い」が明確にわかります。

後悔のない治療選びの第一歩を踏み出しましょう。

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※自由診療。2020年1月~2023年7月Basicプランの実績値(戻り防止器具をつける保定期間を除く)。マウスピースを破損、紛失した場合などは別途料金が発生します。上下前歯の部分矯正プランを120回払いで支払う場合の分割支払い金額(初回3,519円総額420,019円)。

目次

【最重要】マウスピース矯正で後悔する人の5つの共通点

デメリットの詳細を見る前に、まずは「どんな人が後悔しやすいのか」を知っておきましょう。失敗する人の行動にはいくつかの共通点があります。

「自己管理」を甘く見ていた人

マウスピース矯正は、装着時間を守るなど自己管理が重要。「いつでも外せる」というメリットは、「決められた時間、装着し続けなければ効果が出ない」というデメリットと表裏一体です。

この管理を面倒に感じ、ルールを守れなかったことで、計画通りに歯が動かず後悔するケースがあります。

「安さ」や「手軽さ」だけでクリニックを選んだ人

矯正治療は、あなたの歯と顎の健康に長期間関わる医療行為です。

費用だけで判断し、精密な検査や診断を省くクリニックを選んでしまうと、「噛み合わせが悪化した」「理想の歯並びにならなかった」といった深刻なトラブルにつながる可能性があります。

適応症例ではないのに無理に治療を始めてしまった人

マウスピース矯正には、得意な歯の動きと苦手な歯の動きがあります。

骨格に問題があるケースや、抜歯が必要なほど歯並びが複雑なケースなど、適応外であるにも関わらず治療を強行し、満足な結果が得られなかったという後悔は少なくありません。

医師とのコミュニケーションが不足していた人

治療中に感じる不安や疑問をそのままにしたり、「こんなはずじゃなかった」と後から感じたりするケースです。

治療計画やアタッチメント(歯につける突起)の見た目など、事前に十分な説明を受け、納得した上でスタートすることが重要です。

治療後の保定(リテーナー)の重要性を理解していなかった人

矯正治療は、歯を動かして終わりではありません。動かした歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」を防ぐため、保定装置(リテーナー)の装着が不可欠です。

「やっと終わった」と油断してリテーナーを使わなかった結果、歯並びが元に戻ってしまい、時間も費用も無駄になったと後悔する人は非常に多いです。

マウスピース矯正のデメリット12選【対策も解説】

それでは、具体的な12個のデメリットと、それを乗り越えるための対策を詳しく見ていきましょう。

1. 1日20時間以上の装着が必須

マウスピース矯正が効果を発揮する大前提は、決められた装着時間を厳守することです。推奨される「1日20時間以上」という時間は、歯に持続的かつ穏やかな力を加え、計画通りに動かすために不可欠なものです。

このルールが守れないと、歯の動きが停滞したり、予測と異なる方向に動いてしまったりする可能性があります。結果として、治療計画の修正が必要となり、治療期間が数ヶ月、場合によってはそれ以上延長される最大の原因となります。

特に仕事の会食が多い方や、つい外しっぱなしにしてしまう方は注意が必要です。成功の鍵は徹底した自己管理にあるため、ご自身のライフスタイルで継続可能か、治療開始前に真剣に検討することが重要です。

2. 飲食のたびに着脱と歯磨きが必要

マウスピース矯正中の生活で最も「面倒」と感じられるのが、飲食時のルールです。基本的に、装着したまま口にできるのは「水」だけです。

お茶やコーヒー、ジュースなどの糖分や色素を含む飲み物はもちろん、食事の際は必ずマウスピースを取り外さなければなりません。そして、食事が終わったら、必ず歯磨きをしてから再装着する必要があります。

これを怠ると、食べカスや糖分がマウスピースと歯の間に閉じ込められ、虫歯や歯周病菌が繁殖しやすい環境を作り出してしまいます。外出先でのランチや友人とのカフェ、急な間食など、日常生活の様々な場面で着脱と歯磨きの手間が発生するため、慣れるまでは大きな負担に感じるでしょう。

3. 毎日の清掃が欠かせない

お口の中を清潔に保つだけでなく、マウスピース自体の衛生管理も極めて重要です。毎日マウスピースを洗浄せずに使い続けると、唾液中のタンパク質や細菌が付着してバイオフィルムというヌメリを形成し、黄ばみや不快な臭いの原因となります。

さらに、不衛生なマウスピースはカンジダ菌などの雑菌の温床となり、口内炎や歯肉の炎症、さらには口臭を引き起こすリスクを高めます。

清掃は、柔らかい歯ブラシで優しくこすり洗いするのが基本ですが、専用の洗浄剤を併用するとより効果的です。この毎日のケアを「面倒な作業」と捉えるか、「健康を守るための習慣」と捉えるかで、治療期間中の快適さが大きく変わってきます。

4. 紛失・破損のリスクがある

自分で取り外しができるという利便性は、同時に紛失や破損のリスクと常に隣り合わせであることを意味します。特に多いのが、外食時にティッシュペーパーに包んでテーブルに置き、そのまま忘れて捨ててしまうケースです。

また、自宅でも決まった場所に置かずにいると、どこに置いたか分からなくなったり、誤って踏んで破損させてしまったりすることもあります。

マウスピースは精密なオーダーメイド品のため、紛失・破損した場合は再製作が必要です。

5. 適応できない歯並びがある

「目立たない」という大きなメリットを持つマウスピース矯正ですが、残念ながら万能ではなく、全ての歯並びに対応できるわけではありません

例えば、歯を抜く必要があるほど重度に歯が重なり合っている「叢生(そうせい)」や、上下の顎骨の位置が大きくずれている「骨格性の不正咬合(受け口や出っ歯など)」、歯を大きく垂直方向に移動させる必要がある症例などは、マウスピース単独での治療が困難な場合があります。

マウスピース矯正は、歯を傾斜させて動かすのは得意ですが、歯根から平行に大きく動かすような動きはワイヤー矯正に分があります。治療を始めてから「適応外だった」と後悔しないためにも、必ず矯正歯科専門のクリニックで精密な検査・診断を受けることが不可欠です。

6. 歯を削る処置(IPR)が必要な場合がある

歯が並ぶためのスペースが不足している場合、そのスペースを確保するために「IPR(Interproximal Reduction)」という処置を行うことがあります。

これは、歯と歯の間のエナメル質を、ヤスリのような器具でごくわずかに(1歯あたり最大0.5mm程度)削る方法です。健康な歯を削ることに抵抗を感じる方も少なくありませんが、エナメル質の範囲内で行われる限り、歯の寿命や虫歯のリスクに影響はないとされています。

IPRを行うことで、抜歯を回避できたり、歯を並べた後の安定性が増したり、歯と歯茎の間にできる三角形の隙間(ブラックトライアングル)を防いだりするメリットがあります。処置の必要性や量については、治療計画の段階で歯科医師から十分な説明を受け、納得した上で進めることが重要です。

7. アタッチメントが思ったより目立つことがある

マウスピース矯正を「完全に透明で誰にも気づかれない」と思っていると、少しギャップを感じるかもしれません。その原因が「アタッチメント」です。これは、歯の表面に接着する、歯の色に似た白い樹脂製の小さな突起物のことです。

マウスピースが歯を的確な方向に動かすための「取っ手」のような重要な役割を果たします。しかし、このアタッチメントは歯の表面で立体的についているため、光の当たり具合や角度によっては意外と目立って見えることがあります

特に前歯に複数装着する場合、唇が引っかかったり、近くで話す相手には気づかれたりすることもあります。「見えない矯正」というイメージが先行しがちですが、どの歯に、どのような形のアタッチメントが、いくつ付くのかを事前に確認しておくことが大切です。

マウスピース矯正とワイヤー矯正はどっちがいいの?

どちらの治療法が優れているかではなく、どちらが「あなたに合っているか」が重要です。客観的に比較してみましょう。

項目マウスピース矯正ワイヤー矯正
見た目◎ 目立ちにくい△ 目立つ(種類による)
痛み〇 交換時に痛みが出やすい△ 調整後や食事時に痛みが出やすい
費用△ やや高額になる傾向〇 比較的安価なものからある
効果〇 適応症例に限りがある◎ ほぼ全ての症例に対応可能
適応症例△ 軽度~中等度の症例向き◎ 重度の症例にも対応
自己管理× 絶対に必要(装着時間など)◎ 不要(取り外せない)
  • 選び方の指針
    • ライフスタイル重視派: 人と会う機会が多い、見た目を絶対に優先したい、食事は楽しみたい → マウスピース矯正
    • 効果・確実性重視派: 歯並びが複雑、自己管理に自信がない、多少見た目が気になっても確実に治したい → ワイヤー矯正
    • あなたの性格: 計画的に物事を進めるのが得意ならマウスピース矯正、面倒くさがりならワイヤー矯正が向いているかもしれません。

【結論】失敗しないための最重要ポイントは「クリニック選び」に尽きる

これまで数多くのデメリットを解説してきましたが、これらのリスクの多くは、信頼できるクリニックと医師を選ぶことで回避・軽減できます。治療計画の質、トラブル対応、医師の技術力で、治療結果は全く別のものになるからです。

失敗しない矯正歯科選び 5つの鉄則

  1. 「日本矯正歯科学会 認定医/専門医」が在籍しているか? 矯正治療に関する十分な知識と経験を持つ専門医であることの証です。まず最初に確認すべき最も重要なポイントです。
  2. レントゲンなどの精密検査設備と、それに基づく診断をしているか? 見た目だけでなく、歯の根の状態や顎の骨格まで3次元的に分析することで、安全で確実な治療計画を立てることができます。
  3. デメリットやワイヤー矯正など、他の選択肢も正直に説明してくれるか? マウスピース矯正のメリットばかりを強調するのではなく、あなたにとってのリスクや、他の治療法の可能性まで正直に話してくれる医師は信頼できます。
  4. 料金体系は明瞭か?(「調整料」「保定装置料」など追加費用の確認) 「最初に提示された金額以外に追加費用はかからないか」を必ず確認しましょう。「トータルフィー制度(総額固定制)」のクリニックが安心です。
  5. カウンセリングであなたの話をじっくり聞いてくれるか? あなたの悩みや理想、ライフスタイルを丁寧にヒアリングし、質問しやすい雰囲気を作ってくれるか。長い付き合いになる医師との相性も大切です。

マウスピース矯正のデメリットQ&A

Q. 知恵袋で「意味ない」と見たのですが…

A. 「意味がなかった」と感じる方の多くは、「自己管理ができなかった」または「適応症例ではなかった」ケースがほとんどです。ルールを守り、適応症例の方が専門医のもとで治療を受ければ、効果は十分に期待できます。

Q. ほうれい線が深くなるって本当?

A. 矯正治療で口元が下がることにより、ほうれい線に変化を感じる可能性はゼロではありません。特に抜歯を伴う矯正でその傾向が見られます。しかし、多くの場合、噛み合わせが整い、顔の筋肉が正しく使われることで、むしろ顔つきが引き締まる効果も期待できます。治療前に医師に確認してみましょう。

まとめ

マウスピース矯正は、「自己管理」と「クリニック選び」という2つの大きなハードルがある治療法です。

しかし、これらのデメリットやリスクを治療前に正しく理解し、あなたの治療のパートナーとなる信頼できる歯科医師を見つけることさえできれば、これほど快適で満足度の高い治療法はありません。

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